転職と副業のかけ算
サラリーマン年収1000万、副業年収4000万というmoto氏。
あくまでもサラリーマンである事にこだわり、生涯年収を最大化する事をテーマとしているとの事。
皆将来に漠然とした不安を覚え、副業ブームの昨今。
そこで、サラリーマンでありながら、年収5000万を稼ぎ出す秘訣が記されている。
moto氏は、最初は地方ホームセンターで年収240万(20歳)→人材企業330万(22歳)→リクルート540万(23歳)→ITベンチャー700万+副業200万(27歳)→広告ベンチャー1000万+副業4000万(30歳)
この様に、転職を重ねて10年で年収を20倍超にしている。
まさに次世代型サラリーマンのモデルケースと言える。
ここに我々の成長につながるヒントが隠されている。
読んだ感想としては、成功する為には、考え方ひとつだなという事。
ぜひサラリーマンに方々には一度は読んでい頂きたく紹介させて頂きます。
給料はもらうものではなく「稼ぐもの」
高い年収を得るには、起業して社長になる。とか投資で一発あてる。などを思い浮かべると思いますが、moto氏は、「サラリーマンでいる事」のメリットを享受しながら個人でお金を稼ぐという手堅い位置をとり生涯年収を増やす道を選んでいる。
以前紹介した、編集者 箕輪氏と同じ道を選んでいる。
サラリーマンで得られる経験には大きな価値がある。
その経験や知見が個人で稼ぐ元になる。
「人の役にたつ情報」を誰もが持っている。
それを同じサラリーマンに還元し、収益をえる仕組みを作っている。
moto氏は、自分という「個人の市場価値」を伸ばす事を考えそこで得た経験や成果に「転職」と「副業」を掛け合わせる。そして収入を最大化している。
転職を副業は、サラリーマンの誰もが使える術。
これからの時代は、会社も組織も自分のキャリアを保証してくれません。
自分の身は自分で守るしかないのです。
この本には、そこに気づかせてくれ、その方法についても記載されております。
正解のない現代社会を生き抜くには
終身雇用、年功序列制度が崩壊した現在。
大企業=安定という概念は終わりを迎えています。
事実、日本の経済的躍進を支えてきた大手企業が大規模なリストラを敢行している。
終身雇用を信じて会社に従い続けた社員が、ある日突然リストラを勧告される。
社内の価値が、「市場価値」とは別問題。
リストラ対象になった人材が、他の会社に移ろうと思っても厳しい転職活動が強いられる。
これからは企業だけでなく、個人にも変化が求められる。
働き方や教育、子育てなど、全てにおいて正解がなくなった現代社会を生き抜く答えは・・
「個人で稼ぐ力を持つ」こと。
企業に依存しないサラリーマンになる。
いつでも転職出来る。どんな環境でも自分でお金を稼げる。給与以外に収入がある。
この状態を実現する事が、真の安定につながる。
感想
将来安心して暮らせる収入を得たいと誰もが思う事。
莫大な富を得る為には、リスクを追って企業や投資をする必要があると思っていた。
しかし、サラリーマンという安定を保ちつつ、リスクほぼ0で副業で稼ぐ。
そのモデルケースを見せられると、私もやろうという気が起きてくる。
この本で学べる事は、どうすれば出来るようになるのか。
それだけを追求する事が大事。
その先に不可能が可能になる。
前例がなければ作れば良い。
そう教えてくれる1冊でした。
ぜひ将来に不安のあるサラリーマンの方は読んで頂ければ、良いヒントを得る事が出来るのではないでしょうか。