俺か俺以外か。ローランドという生き方
ホストなのに超上から目線での接客
仕事中はノンアルコールで接客するという前代未聞のホスト。
私は変わった人が好きなので、どんどん興味を惹かれ書籍発売と同時に読んでみました。
そこで感じたのは、その道で成功する人は必ず自分の哲学があるという事。
まだ若干26歳という若さで、ここまで自分の信念を持てる事が素晴らしいと感じた。
学べる事は多いと思う。
その内容を紹介したい。
Roland氏の紹介
小学校から高校までサッカーに命を燃やす。
中学校ではJリーグの下部組織のチームに所属したほど。
プロを目指していたが、実力が及ばず断念。
大学に進学するも、その先の未来に希望をもてず即退学。
退学届けにNO1ホストになると記したとか。
ホストになって最初の1年は鳴かず飛ばず。
歯磨き粉や整髪料のジェルを食べれるかな・・と思ったほどお金には苦労していた。
しかし、その当時から接客は上から目線。
それを面白がってお客様がついてくれて、そこから次第に売り上げが伸びていった。
そこから売掛をやめたり、ノンアルコールで接客をするなど、自分の営業スタイルを確立していく。
テレビ番組で、歌舞伎町ナンバー1ホストとして紹介されメディアに露出していく。
バースデー月には6000万もの売り上げをたたき出す。
現在は現役ホストを引退し、独立。
THE CLUBのオーナーとして活躍中。
「世の中には2種類の男しかいない。
俺か、俺以外か。」
歴史的に何かを成し遂げるには、ある程度エゴイスティックになる必要があるし、自分は特別であると信じる必要がある。
ただ、特別な存在であり続ける為には、努力も発想の独自性も勇気も必要になる。
「俺以外」として生きる方が何倍も楽だろう。でもそんなぬるま湯の人生では成功はつかめない。
「100人が100人ダメだと言っても、その100人全員が間違えてる可能性があるじゃないか」
多ければ正しいとは限らない。
そもそも成功者は1%。
多数決で言ったら、その他大勢の方が多い訳だから、そっちが勝つ。
ただし、それは平凡な意見。
自分が正しいと思った道は、100人に反対されてもやってみる。
どうすれば出来るかを考えれば、おのずと道は見えてくる。
「たくさん嘘をついてきたけど、自分に嘘をついた事は一度もない。」
ある商品に一目ぼれしたとする。
だが、値段がびっくりするほど高い。
たいていの人は、自分を騙す。
よく見たらそんなに大したものじゃない・・
どうせ買っても使わないだろう・・
そんな理屈を並べて自分を丸め込み、あれはいらないと自分自身を騙す。
理由を作って自分を騙すより、素直になって欲しいものはすべて手に入れる人生の方が楽しい。
人の直感とは、素直に訴えかけてくるもの。
そしたらそれに素直にしたがってみる。
そこには努力が必要だけど、諦めないで出来る方法を考えて行動していくのみ。
「デブは甘え。普通に生きていたら太らない。」
日々体系の維持には最新の注意を払っているとの事。
煙草は吸わないし、お酒もほとんど飲まない。
栄養士に相談し、日々のカロリー計算はもちろん。
時間がなくても、なんとかしてトレーニングの時間は確保する。
自己管理が出来ていない人に、良い仕事は出来るはずがない。
感想
Roland氏の本には、自己愛が前面に書かれている。
自分の事を本当に愛し、素直に表現している方なのだろう。
しかし、夢を実現させる為には、陰でとてつもない努力と、ストイックな日々を過ごしている事が読み取れる。GACKT氏の書籍にも書いてあったが、輝くステージに上り詰める一握りの成功者には、ここまで影の努力があるのだと理解させられる。
私はここまで自分の信念や哲学を持っているのだろうか。
26歳という若さで素晴らしい。
人間は年齢ではない。
どんな道を歩んできたのかが大事だと記されている。
心に響く言葉だった。